シマノ スコーピオンDC 6.3 オーバーホール 中古分解
この前中古で購入したシマノスコーピオンDC6.3【SHIMANO/ScorpionDC6.3】巻き心地とかは特に問題なさそうですが、外装パーツのネジに傷が付いてました!
ということは前オーナーは一度分解らしき行為をしている可能性が高いですね!どこまで分解したかは別として。
出品者によると2シーズン使用で、多少のゴリ感ありとの事。ねじに傷が付いているし、実際の状態なんて分解して中身を確かめないと分りません!
ということでで、リフレッシュを兼ねてオーバーホールしちゃいます!分解方法は以前記事にしたスコDC7の時と同じだと思いますので、今回は詳しい分解方法などは割愛いたします。
余談ですが、今回は工具の王様スナップオンのドライバーなんかも使ってみました!贅沢ですね(笑)
分解開始
特に順番とかはどうでもよいのですが、今回はハンドル周りからばらしていきます。バネの向きが違う
分解しているとあることに気がつきました。ドライブギアの座金の向きが違いますね。やっぱ前オーナー、一度分解していた模様です。正しくはこのようにバネが上手く作用するように組むのが正解だったと思います。
左のカバーを開けると銅パッキンが腐食していました。銅なので腐食に弱いですね~。ここステンレスワッシャーだとダメなんでしょうか?!なにかしら銅ではいけない理由があるのだろうと思いますが。
DCユニットを取り外したら塩っぽいのが出てきました。
右サイドカバーをはずすにはここのレベルワインドガイドを外すのも忘れずに!カバーのネジだけ外してもこれ外さないとカバー外せません!
オイル切れ
右のサイドカバー外したらびっくり!油分が無い!ノーメンテで使用していたようです。グリスも干からびてますね~!
水が入り込んだのか、ピニオンギアには緑青(ろくしょう)が。
フルオーバーホール
とりあえず全部バラバラに分解してみました!※DCユニット内部以外。ひとつひとつの部品の汚れが酷いですね~!
洗浄
グリス汚れ(油汚れ)が少ないパーツは中性洗剤と歯ブラシで湯洗いしました。ベアリングはグリス抜き
ベアリング類はパーツクリーナーで洗浄、グリス抜き!シュルシュルに回転しますがベアリングの耐久性は確実に落ちますので注意(汗)今回新たな試みとしてパーツクリーナーをこのような小さな袋に入れて作業してみました。部屋が汚れないし、使い勝手は良いですね!汚れたグリスが付着したパーツも同様にパーツクリーナーをいれた小袋にいれてもみもみ♪
洗浄完了
全ての部品を洗浄しました!ピカピカ!スプールのシャフトもピカピカに!
汚れたグリスも綺麗に。
クラッチ周りもこのとおり!
ボディーも綺麗になりました!ロゴが剥げているのが残念。
組み立て
グリスを塗布しながら組み込んでいきます!今回はプラパーツにはシリコングリス、それ以外の場所にはウレアグリスを塗布してみます。以前は車のエンジンオイルを使うという暴挙をしましたが、今回はまじめに組み込みます(笑)グリスの塗布にはいらない歯ブラシが活躍します。綿棒などは綿ほこりも一緒に付着する恐れがあるので向かないと思います。
プラスチック部分にはシリコングリス、金属系にはウレアグリスを使用してみました。
完成
完成しました!オーバーホールの効果か!?巻き心地はは分解前より凄く良いです!洗浄&グリスアップして組んだので良くなっていて当たり前ですが!!ベアリング系統もオイルレス仕様でシュルシュルです!!!
早くラインを巻いて、フィールドテストしたいでね~!寒くてしばらくはきついですけども・・・
使用した工具・道具
分解に使用した工具一覧は以下のとおりです。●プラスドライバー
●マイナスドライバー
●ピンセット
●精密ドライバー(マイナス)
●10mmメガネ
●グリス2種類
●パーツクリーナー
●歯ブラシ
●中性洗剤
Eリングを外す際はピンセットを利用して何とか外しました。上記の工具&道具があればスコーピオンDC6.3の分解は可能でした!参考までに。
スポンサーリンク
最近のコメント